エンジニアなどIT技術職のイメージは個人作業が多いイメージがあり、実際のところ間違いではないが正しくもないのである。作業面においては個人の技量が重要視され、単独で行っていく場合が多いが、その他にもしなければいけない仕事が多くありギャップが存在するのだ。現在、インターネットの新たな可能性として注目されているIoTの開発などでは個人だけでは対応できず、プロジェクトチームが結成されるが、そういった時にシステムエンジニアはリーダー格として抜擢されることが多いのである。そうなるとチームをまとめる統率力、さらにはクライアントをはじめとした外部の人間に対する説明の義務など、コミュニケーション能力も必要となるのだ。そういった意味ではイメージする仕事内容とギャップが大きく、個人で黙々と作業を行いたいと考えて志すと驚いてしまうだろう。そういった内容を知って目指すのが良く、曖昧なイメージだけで突き進むと挫折してしまう恐れがでてくるのだ。
ただ遣り甲斐はある職業であり、IoTなど皆の生活に役立つ最新の技術の開発に携われるのは素晴らしく、望む人も多いのである。コミュニケーションが苦手な場合でも、働いているうちに身に着きますし、専門分野に関しては意外と話せますので過剰な心配はしなくとも問題はないだろう。経験によって人間は成長していき、最初は無理だと思った事柄も克服できるもので、ギャップを知りチャレンジすることが大切である。